嬢王と夜王の偽装恋愛
~京夜SIDE~
俺は本気の恋はしないと
思ってた。


だって俺は、歌舞伎町NO1ホスト
だから。


なのに俺に女ができた。


そして約束した。

客とは寝ないと。



「ねぇぇ~京夜ぁぁ」

あまったる声で
俺を誘う女。


無駄に香水くせぇーし。


「どうしたんだよ?美菜さん」


「み~なって呼んで?」


ちっ


「美菜」


「うふっ、今日も抱いてくれないのぉ?」

美菜さんは、俺の太客。


「俺、美菜と体だけの関係は嫌だし。」


なわけねーだろ。


「ほんとぉ?美菜だけ特別なんだぁぁ・・・」




バカな女だな。

まったく。


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