嬢王と夜王の偽装恋愛
俺は美菜さんを送って
車の中で
ため息をついた。


莉依菜のためにこんなこと
やめたいけど・・・。

でも、まだ・・まだ
やめれねーんだ。

あともうちょっとだから
莉依菜待ってってくれよ・・・。


莉依菜が、キャバで働いてる
のも、まじ嫌だけど

莉依菜の夢らしいし、

俺は邪魔できねー・・・。


はぁ・・・。


俺がこんなに本気になるなんてな。


初めて見たときには
なんだよこの、キャバ嬢。
って思ったけど、


話すと、キラキラしてて
真面目で、がめつい
俺が知ってるキャバ嬢じゃないかったんだ。


1こ1このことで
反応してくれて
キスだけで真っ赤になって、
軽くない女なんか始めてで・・・。



惹かれてた・・・。

~♪~♪~



俺はディスプレイを見た。

「ちっ」

鳴り止まない音楽。


俺はイラつきすぎて
通話ボタンを押した。


「あ、京夜ぁ・・・」


この声は・・

「なんだよ、美姫」


「あたしたち付き合ってるよね?」


またこの話かよ。


「付き合ってねーつの。俺
女できたし」


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