Voice

10.ナイトと梓の初対面

♪10♪


「うん!

バッチリだ!

どこからどう見ても美青年だよ!」








社長は、嬉しそうに言った。









レイミさんの手によって、大変身を遂げた私は、

梓と合流する為、社長室に戻って来た。


高丘さんとベルは、

仕事が早速ある為、そっちへ行ってしまった。







私のマネージャーは?という疑問が湧いた…が、





すぐに、社長自ら、マネージャーをやる

ということに決まった。


(この人、本当に暇だよね…。)






そんなのは、どうでもいい話。







私は、それより、不安でいっぱいだった。









…はぁ。

プレッシャーだなぁ。






見た目が、こんなに良く出来たんだから、

中身だって、それ同等にしないといけないもんなぁ。







どんな言葉使いに、したら良いんだろう…。





バレでもしたら、大変だぞ…。








そんなことを考えているうちに…












"トントン"←ドアノック




「失礼します。」




ドア越しから、声が聞こえて、

梓とそのマネージャーが、入って来た。



梓は、入ってくると私を尻目に、

社長へ挨拶した。




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