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14.キャサリーのピアノは…。

♪14♪



私達が向かった場所は、

事務所のビルにある、一室だった。




広さは12畳くらいと、

そこまで広くはない。




しかし、

中には、

グランドピアノが一台あり、



壁には、
防音材使われていて、




”まぁまぁ”な

設備の場所だった。







「ピアノの譜面を

マネージャーから

受け取っているね?



どうだい?

弾けそうかな?」








社長が、

キャサリーに笑顔で聞くと、




キャサリーは、

体をクネクネさせて、言った。









「えっとぉ…。




いきなりは無理ですよ?



キャサリー、

ずっと、ピアノやってた

訳じゃないから♪」







社長は、

少し不安そうな声で言った。







「困るよ!!


本番は、


すぐそこまで迫っているんだ。





どのくらいで弾けそうなんだい?」









キャサリーは、

てへっと笑って言った。








「ん~…。




今日中は、キャサリーでも、




ちょっと、自信無いかもぉ♪




やだ~!!

社長ってば、

心配しないで下さいよぉ~。



1週間あれば、

ばっちぐ~ですから♪」











「な、なんだって?!



1週間て、

無茶苦茶な…。



今日中!!

どうにか、今日中でなんとか…。」










社長が頼むように言うと、




キャサリーは、

もじもじと、しながら言った。










「ん~。。。



どんなに、

キャサリーが器用だからって、




今日は無理かなぁ…。




えへv」







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