Voice
…オェッ。
気持ち悪い…。
駄目だ。
この子、一生好きになれそうに無いタイプ。
梓は、何事も無かったかのように、
その場を歩き出した。
「あ~ん。
梓くん、待ってください!」
キャサリーは、その後を追うように、歩き出した。
腰をクネクネさせながら、甘い声色で「梓クン」なんて言って…。
梓も遠夜も、初めて見たときは、
十分、異世界の住民だと思ってたけれど…。
キャサリ-に比べたら、どうってことない!!
その時、心からそう思えた。
…それにしたって。
本当にキャサリーは、ピアノなんか弾けるのだろうか?
…おかしいな、私。
梓のことなんか、どうでもいいはずなのに…。
心の片隅の、
ずっと奥のほうに住んでいる私が、
「心配だ…。」と呟いていた。
気持ち悪い…。
駄目だ。
この子、一生好きになれそうに無いタイプ。
梓は、何事も無かったかのように、
その場を歩き出した。
「あ~ん。
梓くん、待ってください!」
キャサリーは、その後を追うように、歩き出した。
腰をクネクネさせながら、甘い声色で「梓クン」なんて言って…。
梓も遠夜も、初めて見たときは、
十分、異世界の住民だと思ってたけれど…。
キャサリ-に比べたら、どうってことない!!
その時、心からそう思えた。
…それにしたって。
本当にキャサリーは、ピアノなんか弾けるのだろうか?
…おかしいな、私。
梓のことなんか、どうでもいいはずなのに…。
心の片隅の、
ずっと奥のほうに住んでいる私が、
「心配だ…。」と呟いていた。