Voice




私は、梓をちらっと見た。





梓は、キャサリーを見ながら、



悔しそうに、

譜面を握り締めていた。









それを見たら…。












…なんか、

私まで悔しくなってきた。







あんな、いい曲なのに…。









それに、

梓は忙しい身だから、

きっと、




あの曲を覚えるのに、

寝る間も惜しんで、




頑張ってきたんだろうなぁ。。。










譜面、

あんなにボロボロになってたもん…。










って、私!!!






なんか、

いつの間にか、

情に流されてたけど…。







あんなやつ、

嫌いなんだから、

どうでもいいことじゃない!!




むしろ、いい気味じゃない!!









…でも…。






私は、

ふと、

車の中で話した事を思いだした。









"遠夜と

元に戻るきっかけになると

思ってたのにな…。"










あぁ…。




このままだと、

せっかくのいい曲も台無しだし、




遠夜と梓のことだって、

後味悪いし。。。












どうにかならないのかなぁ?







このままじゃ、

梓が、あまりにも不敏だ。







< 118 / 369 >

この作品をシェア

pagetop