Voice
「あ~っ!!今練習してたのに!」




キャサリーが、不屈そうな声で言ったが、


今は、そんなの無視無視。




ピアノの譜面の内容は。。。

まずまず…と言った所かな。



これ位なら、30分ないし、40分も有れば、イケるかも。





「…おい!!お前!!」




梓が、私の肩を力強く、掴んできた。



驚いて、梓の方を振り返ると、

なんだか、すごい怒っている様子だった。





「お前、何しに来たんだよ!!

邪魔しに来たのか?

俺達は、それどころじゃ無いんだ!!

今すぐ、出てけ!!」




と、叫んで、私の腕を引っ張り、

部屋から、追い出そうとした。。。



が、



次の瞬間、社長の大声で、

すべて、掻き消された。






「ぁあっ!!!そうか!!」





その部屋にいた全員が、一斉に社長を見た。



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