Voice




「ま、待ってよ!

どこまで、行く気なの?」









私が、やっとの思いで、

そう聞くと、




梓は、

握る手を、

ぎゅっと強くして、一言。







「いいから、黙って、ついてこい!」










もうっ!



一体なんなのよ!!!




自己中!!!






私は、あれよあれよ…と言う間に、









学校の





あの、遠夜から、

衝撃的な告白(?)を受けた






思い出の場所。








--屋上--








そこまで、連れて来られた。





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