Voice





「駄目!


コイツは、俺とやる。


もう決めた!



きっと、

いいドラマにしてみせるって!





その証拠に、

俺たち、さっき屋上で

”予行練習”してきたんだ。」









遠夜は、首を傾げた。







「予行練習??」








「あ~~~~っ!!

な、なんでもない!

なんでもない!!!」








私は、必死な、手を振って言った。




遠夜には、知られたくない!




せっかく、忘れてたのに!!






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