Voice
「と、遠夜!!」
後ろから
高丘さんが
息を切らして走ってきた。
「もう!
あなたと言い、
美紀ちゃんといい、
なんで、
勝手に走って行くの?」
「す、すみません。」
そう謝ると、
梓が冷たい声で言った。
「…ふーん。
お前ら、
さっきまで、
一緒だったんだ。」
ドキッ。
やばい。
バレちゃうよ。
高丘さんは、
開いた口を押さえて、
社長は、
目を白黒させてる。
なんか、
言い訳しなきゃ!!
冷や汗を流して
何か言おうとした時だった。