Voice



「…そうだよ。」








は、

はいいっ!!






ビックリして、

遠夜を見た。






遠夜?!







「さっきまで、


ずっと一緒にいたんだ、

俺達。」












キャーー!!






遠夜!!!

何、言ってるのよ!







私も社長も高丘さんも

顔を真っ青にして、

遠夜と梓を交互に見た。









「美紀は、

俺にとって、

誰よりも

大切な女性なんだ。




美紀に

危険な目に

遭わせる奴がいたら…。」









ガシッ。







あの温厚で、

誰にでも優しい遠夜が…、

梓の胸倉を掴んで。



睨んで。






「例え、

相手が梓でも、

絶対に許さない。」





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