Voice

スタジオを抜け出して、外へ出ると、

たくさんのファン達がいた。




その波を、掻き分けるように、

無我夢中で走り…。





気づいたら、

見覚えのある道に出ていた。







もう辺りは、すっかり闇に、

包まれている。








私は、何となく息をついて、

トボトボと家へと帰った。












< 48 / 369 >

この作品をシェア

pagetop