ふたりだけの特別な絆

「お前の…そういう仕草、一つ一つが俺を笑顔にさせるんだよな。」


フッと笑った後、あっという間に悠哉さんの顔が近づいてくる。


“チュッ”とリップ音と共に、おでこに触れたのは…

悠哉さんの唇…。


「きゃああっ!きっ、キスっ!?」


突然のことで、頭がパニックになる。


驚きのあまり、手に持っていた食材の入っているレジ袋をガサッと落としてしまった。


「毎度のことながら見事な反応だな。」


「み、見事…っていうより、ごく自然な反応です!キスは、やめとく…って言ってたのに…!」


「それは唇だろ?おでこに関しては何も言ってねぇじゃん。」


な、なんという言い草。


悠哉さん、意地悪なオーラ全開だよ…。



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