超能力者だけの世界で。
その時、多彩荘。
「こんばんわ。
初めましてだね。磁波エレキくん。」
少年、磁波エレキの部屋に1人の青年が訪問して来た。
白髪の青年。
後ろには、闇原黒也の姿があった。
「えぇ…と?」
「一応、南区代表の時田破流だよ。挨拶に来たんだ。」
子供のような笑顔の青年。
男にしては、背は小さい方だ。
「何か食べていきます?」
破流に訊いた。
エレキは、まだ晩御飯を食べていなかった。
作り終えたところだ。
「頂きます!!」
破流は目を輝かせて言う。
「俺ん家で食ったばっかりだろうが。」
黒也は破流に驚いて、呆れていた。
2人を部屋の中に入れる。
エレキの部屋はシンプルだった。
座布団を用意する。
「本当は…。挨拶以外にも、用事あるんでしょう?」
「うん。」
素直に青年は答える。
急に真面目な顔つきになる。
「俺を連れてきた理由に関係あるんだろ?」
「うん。そうだね。」
黒也も破流に訊く。
破流が黒也を連れてきたには、確かな理由があった。
「エレキくん。
君の事、教えてもらいたいな。」