超能力者だけの世界で。
磁波エレキと澪原水流は、
合流した。
「どうだった?」
「いないです…。」
例の彼は、何処に行ってしまったのだろうか。
水流とエレキは、トボトボと歩く。
誰もいない夜の道。
2人の足音が大きく聞こえる。
「あーぁ。何かドカーンとか、大きな音でも聞こえればな~。」
「変なこと言わないで下さいよ。」
澪原水流は、変なことを言っていると携帯電話が鳴った。
「はい?青崎?」
水流は携帯で通話し始める。
相手は、青崎氷河だ。
その時だった。
“ドカーンッ!!”
爆発音が起こり、やがて爆風が2人を襲う。
「何だ!?」
「俺、先に行きます!!」
エレキは走って、爆発が起こった所に向かう。
工事中の工事現場。
勿論、彼の姿があった。
「瞬牙…!!」
「人って、弱いんだね。一太刀で死んじゃうんだから。」
「お前…!!」
前に会った時とは、全くの別人だった。
片手にナイフを持っていた。
しかし、
首にはエレキの渡したマフラーが巻かれていた。
(瞬牙…!!)