ひみつのはら
ゆかちゃんはそう言って、短冊にえんぴつで薄く書いた。
『すきな人と、りょおおもいになりたい』
りょおおもい―――両想い!?
「どうかな?」
「え、ええと。いいと思うけど……ゆかちゃん、すきな人いるの!?」
ぽっと赤くなるゆかちゃん。ホントなんだ!
「うそ~!だれ?」
「な、ないしょ。でも、じゃあわたしお願い事これにするね」
ゆ、ゆかちゃん……てごわい。あっさりカワサレタ。
「そっか。よかったね」
「うん。先生に出してくる。こっちゃんも頑張ってね」
ばいばい、と手を振って……さて。
「お願い事、どうしよう……」
だれか、あたしを助けて……。
♪
そして、七夕。
あの後なんとか考えたあたしは、さっそくそのお願いが叶った。
「あっこっちゃ~ん!!」