リフレイン
――そしてお昼休み。
トレーニングを終えたあたしは、美姫を探しにオフィスに戻った。
「水樹っ!!」
振り返ると、そこには美姫の姿。
「屋上行きましょ」
ニコッと微笑む美姫。
な、なんか怖いんですけど…
「うん。」
あたしは美姫の後を続くように屋上へ向かう。
――屋上。
「んーっ!!気持ちいぃ〜♪♪」
美姫は、やけにはしゃいでいる。
あたしはどうしたらいいのか分からずに下を向いた。
「なーに俯いてんのよ、水樹!!いつものうるさいくらい元気なアンタはどこ行っちゃったのよ!!」
ピンッとデコピンをされた。
「だっ、だって…!!」
「悪かったわよ、この間は」
美姫はあたしの言葉を遮るように口を開いた。
「え…?」
「アンタのこと応援できないなんて言って。あんなの大嘘よ!!大嘘!!」
う、嘘!?
「で、でもなんで……」
「あの時のあたしは…まだ気持ちに整理がついてなかったのよ。だからあんなこと言ってしまった」
美姫は少し声のトーンを下げた。
「でも…もう決めたのよ。親友の恋なんだから全力で応援しようって。人の幸せを喜べないような人間が幸せになんてなれるわけないもの」
「美姫……」
美姫はあたしの前に立つと、深く頭を下げてきた。
「ごめんなさい。戸田さんにキスしたり…水樹に応援できないなんて言って。」
「……………」
あたしは何故か何も言えなかった。
美姫…
ホントに…反省してくれてたんだね…