秘密のフィアンセ☆
「ただいま!お父さんいる?」


佑斗の家で暮らす様になって、初めて実家に帰った。


最初は、あんなに嫌だった佑斗との生活も、いつの間にか当たり前になっていたんだ…。


「どうした!由奈」


驚いた両親が揃って、出迎えてくれた。


「あのね、聞きたい事があるの」


息が切れ切れで、苦しい。


それでも、佑斗たちが迎えに来る前に聞かないと。


私は、まくし立てる様に、お父さんに事情を話した。


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