FLOWER PRINCESS


真っ白な世界で、

どんどん遠のいていく男の子。

待って!!

行かないでっ!!

私をもう、一人にしないで!!

お願いだから!!!

一人にしないで……。

「ら…ミ…ラ……ミラっ!!」

ジゼルの声で起き上がるミラ。

「ミラ、うなされてたけどどうかしたのか?」

「だ、大丈夫。」

今のは、夢…。

でも、男の子の影が懐かしく''あの中''では感じた。
< 130 / 243 >

この作品をシェア

pagetop