FLOWER PRINCESS


「嘘はいいぞジゼル。なに、恥ずかしがることはない。ミラさんならいい女性だ。きっとジゼルのよき妻となれるだろう。」

えっ…!?

妻って何!?なんでそんな話になってしまっているの???

焦りでキョロキョロとしてしまうミラ。

「えぇ。ありがとうございます父上。それでは失礼します。」

う、嘘でしょ!?

ちょっと!そこのバカ王子!

その腕を離して今の言葉を訂正してよ!

そんなことを国王の前で言えるわけもなく、

なすがままに王子の部屋だと思われる部屋にたどり着いたミラ。

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