《完》17歳の医者 ~天才医者は助手に恋した~

「シオンごめんなさい。
 どうか私の・・・。」

「分かったならいい。」

 
 エクシリオンは、ルミナミエの近くに寄る。


「お父さん、いや、アルベール!
 お前の横暴を許さないぞ。

 これは、両家が血を流す最後の戦いだ。
 異議はないな?

 ないな?」

 今まで聞いた声より低い声。

 異議を言わせないこの物言い。


「もちろん、ない。」


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