《完》17歳の医者 ~天才医者は助手に恋した~
第六章 衝撃
「って、シオン、シオン。大丈夫?ねえ大丈夫?」

 やっと、正常に戻れた感じ。

 やっと、エクシリオンを心配する気持ちがわいてきた。

 ルミナミエはパニック、パニック。

 そんな中、エクシリオンは目を開ける。


「ルっ、ルナ。
 ルナ、怪我はないか。大丈夫か?」

「シオンこそ大丈夫?」

「あぁ。」

 だけど、エクシリオン全然大丈夫じゃない。

 荒い呼吸。

 少し落ち着いているように見えるが・・・。

 いつまた悪化しても、おかしくない。


 
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