《完》17歳の医者 ~天才医者は助手に恋した~
「ルナ。ごめんなさい。」

「謝るのは私じゃないよ・・・。」

 互いに黙り込む。

 あっ!っとルミナミエは、エクシリオンを治療しなきゃと思いだす。

 準備しようとしたら、

「ルナ。」

「なに?」

 目があった。


「何か聞きたければ、聞いて。」

 なんでって疑問に思うが。

「じゃあ、それよりもなぜなの?

 お父さんと、叔父さんは殺して、私は殺さなかったの?

 そして、アルベールを裏切ってまで私の味方になったの?」

 ルミナミエの目は怖い。

 答えられないくらい。



 
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