ブラッツ
あぁぁぁああ…
何かすげぇ意味分かんねえ。
少年は頭を抱えて唸りだす。
「ちょっと何唸ってんの?」
「…いや、…なんでも…」
少年は隣りの少女を見ないように嫌な汗を流す。
「さっさと行けってば」
そう言って少女は俺の肩をさっきの倍くらいの強さで殴る。
…案外痛かったり。
「いてえっつーの…」
呟いて再び車を走らせる。
向かうはまったく時期に合っていない海。
時刻は12時52分。
辺りに車の気配はない。
なんか…
眠くなってきた…かもしれん…
吹っ飛びそうな意識を何とか保とうとする。
本気でやばい。
少年は眉間に皺を寄せる。
瞼が…重い。
やばい。