恋の病
「どわぁ~~疲れたぁ」

力無く滑るようにあたしは机に体を伏せた。

眩しい位だった午後のひとときはすっかり過ぎて、空にはオレンジ色が広がっていた。この教室から少し離れた所に見えるグラウンドを、ランニング中の野球部の掛け声が聞こえてくる。

放課後とあって教室には人もまばらで、あたしを含めた女子達が喋りながら持ち込んだお菓子を食べたりして思い思いの時間を過ごしていた。

「佳奈何それ、"どわぁ"って」


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