毒舌姫と俺様クールな王子様


大人しくなった人達を見た後、さっき入ってきた方のドアまで行った。



私の行動にみんな不思議がっているのか、首をかしげてこっちを見ていた。



(こんな所にいたら、私は死ぬ…)



そう心の声が語りかけてき、ドアを手にした。



「失礼しました」



バタン…



中からは「えっ?」と言う声が聞こえたがそんなの無視だ。



うん、ここから逃げよう。


そう思った私は後ろを振り返らずに走りだした。







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