毒舌姫と俺様クールな王子様


そうこうしている内に、話しが終わったようだ。



立ってるのも疲れたからそこら辺にいっぱいある椅子の1つを引っ張ってき、座って聞く事にした。



まぁ、ここは大人しく聞いて状況を理解しよう…



「しょうがない、じゃあ今から言うからよく聞いとけよ?」



「はい。」



しょうがないなって、言うの忘れてる方が悪いでしょっ!!



心でのツッコミはともかく、今一番知りたかった事を話してくれるみたいだ。



「俺達がしている事は勿論知らないよな?」



「えぇ、知りませんよ。」



って、何も知らないから聞いてるんでしょうが…



「俺達は学園全体に起こる事件や、学園に関わる全ての者の頼みなどを、影ながらに解決している」



「へぇ〜…って、えっ?影ながらにそんな事してたんですか!?」



「あぁ。」



「ふぅん…で、それが私に何の関係があるんですか?」



そうだよね、私今の話しを聞いてるかぎり、関係ないし。



「あぁ、それは、この間の一件の事に関係する。」



ん?この間の一件…



「あっ、この前人助けしたことですか?」



「そう、それ」



「この前の事と、今の状況と、何処が関係してるんですか?」



そう聞いた時、どこかに消えていた、あの瓜二つ君達が、さっき言ってた、お菓子とココアを沢山運んできた。






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