毒舌姫と俺様クールな王子様


「「必殺!!お菓子の盛り合わせと紅茶セット☆」」



私の目の前には、書類じゃなく、お菓子の山が…



書類見えなくなっちゃった。



「あの、これ、何のまね?」



お菓子の山を指さして聞く。



「「甘い物で休憩したらいいかと思って♪」」



「食べていいんですか?」



「「もちろん☆奏先輩と秋先輩も食べていいよ〜」」



余りの強引さと、お菓子の誘惑に負けて、結局、休憩する事にした。



「じゃあ、頂きます。」



パクパク食べてると、双子君達は、ニコニコしながら、何故か私に引っ付いている。




「何してんの?」



私の腰に巻き付いているのは夕君で、葉君の方は胸近くに巻き付いている。




「「スキンシップ☆」」




「どんなだよ!!変なとこ触るな。」




離れた後、双子君達は何故か紙にメモしている。




そしていつの間にか、私の髪の毛で遊んでいるのは、秋先輩だ。




いつの間に復活してきたんだろう?



「秋先輩も私の髪の毛で遊ぶの止めてくれません?」



「ええやん、それにしても、柔らかい髪やな〜」



なんて言っている。



私はというと、お菓子を食べながら、皆にまとわりつかれている。




そんなこんなで今日という日は過ぎてゆくのでした。



(今日はあんまり仕事出来なかったから、徹夜だ…)



と今さら後悔しても、後の祭りである。





‐―2日目終了―‐





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