毒舌姫と俺様クールな王子様
ピーンポーン…
前来た時も思ったけど、凄く家が大きい。
あ、ちなみに、来る前に華那さんには了承を得ているので、突然の訪問ではない。
カチャッ
『はい、あ、七海ちゃん?いらっしゃい!今行くので待っててね☆』
インターホン越しの華那さんはとても元気そうで何よりだ。
ガチャッ
「いらっしゃい!どうぞ2人共入って。」
そう言われ、玄関へとお邪魔する。
「「おじゃまします。」」
私は少し緊張しながら、入ったが、秋先輩はこういう事になれているのであろう、
今さっきのアイスが何とか言って人とは思えない位、身のこなしが優雅で爽やか。
「七海ちゃん?どうしたの、早く上がって!美味しいお菓子もあるのよ☆」
華那さんの声で我に返り、秋先輩みたいにはいかないけど、今までに習ってきた礼儀でおじゃました。
「2人共こっちよ、散らかってて恥ずかしいけど、どうぞ。」
そう言われ、通されたリビングはとても広く、白を基調とした、散らかって何かいない、とても綺麗な部屋だ。