響け、空に―

私は手紙の封を切り、近くにあったソファーに腰をかけてから読み始めた。


『拝啓 高木笑美子様

この手紙を読んでるってことは、俺はもう死んだんだろう。

俺は、負けず嫌いで小心者だから、笑美子に、気持ちを伝えられなかった。ごめんな。でも、やっぱりどうにか伝えたいからここに書きたいと思う。


俺は本当にお前のことが好きだった。特にお前の笑顔が大好きだったから、中二になって突然お前の顔から笑顔が消えた時は、びっくりした。

けど、あんな理由があったんじゃ仕方ないよな。

でも、やっぱり俺はお前に笑っていてほしかったし、お前が皆に誤解されてるのは悔しかったから…強引に「笑え‼」って言っちゃったな…。本当にごめん。

けど、お前が「今日学校で笑った‼かわいいって言われた‼」って俺に報告してくれた時、すっげぇ後悔した。


あのままにしておけばお前の笑顔は俺だけのものだったのになぁ…って。(独占欲っていうのか?)

俺ばかりが好きだと思ってたらお前も好きって言ってくれて…あの時は本当に嬉しかった。それで、俺が自分の意思で走って倒れたのに、お前は「私のせいだ」なんて言ってて、責任を感じさせたな、ごめん。

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