さよなら。大好きな人。
私は泣きながら面会室を出た。

面会が終わりアパートに向かった。

泣きながら電車に乗って帰った。

家に着いても私の涙は止まらない....

そして次の日も同じ時間に家を出て和樹に逢いにいった。

昨日と同じように記入して保険証を出して番号札をもらい待っている。

番号が呼ばれ面会室のドアを開け和樹が来るのを待つ。

私は、また泣いてしまった。

和樹は弥生、俺の事、待ってなくて良いよ。弥生の親にも弥生を幸せにするって約束したのに顔向け出来ないよ。

弥生に俺達、終わりにしよう。

私は嫌。
そんな話し聞きたくない。

和樹の帰りを待つ。絶対に別れない。と泣きながら和樹に硝子越しに手をあてながら話した。

和樹の返事が聞けないまま時間が来た。
和樹は弥生、手紙書くよ。って行って面会室を出て行った。
私も泣きながら面会室を出た。
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