溶心


それに対しても、
特に感情を抱かなかった。
でも、その時。






【お兄ちゃんっ。】




下の方から声が聞こえた。



【………???】



小さい、黒に少し茶色がかかった男の子がいた。




【んーっとね、これあげる!ゆーひが作ったっ!!】





差し出されたのは、


少ししわくちゃだけど

頑張っておったのであろう、



折り鶴。



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