年上王子様とのアリエナイ××②
会えないのならせめて・・
翔さんが毎日寝ているベッドに倒れ込む。
ふかふかしてるベッドはたぶん向こうの家と一緒のものだ。
「翔さん」
ベッドから翔さんのにおいがして
あたしを少しだけ安心させてくれる。
携帯を取り出してアドレスをひっぱる。
一番会いたい人。
あたしの好きな人。
そしてあたしを大事に思ってくれる人。
翔さん、あたし今・・翔さんのお部屋にいるんだよ?
マンションに来てるんだよ?
あたし..何やってるんだろ。
奥さんだからって子供みたいな事して。
ちゃんと待ってるとか言っておきながら
黙って東京に来たりして。
「帰ろう」
そう思った時だった。
ピピピピと携帯が鳴りだして
驚きながら携帯に出る。
「もしもし」
「もしもし、お久しぶりでございます、柚子様」