年上王子様とのアリエナイ××②



あたしはもう翔さんの傍にはいられないんだ。



これからは志保さんが

翔さんと手を繋いで

キスして

きっとそれ以上の事だってできる。


お仕事相手としてもきっと。

おじいさまだって同じだ。

あたしなんかよりも志保さんがお嫁に行くことを望んでたし。



「幸せになってね」



心からそんなこと思えない。

だってあたしの中にはまだ翔さんがいるんだもの。




一生一緒にいるって決めて。

お互いの気持ちを確かめ合って

翔さんの大事な人はあたしでしかないって

そんなのは思い上がりで。


結局あたしは何の努力もしてないし

何の役にも立たないお子さまのままなんだ。


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