おっさん女子高生



結局そのあとの授業は身に入らず、クラブは休むことにした


「気にすんなよ!」

って類は言ったが、そんなの無理だ。17年間ずっと桃ちゃんだけを思ってきたのにこんな急に違う奴に取られるなんて…。しかも、よりによって友永かよっ!!


もぅ早く帰ろう…






「ちぃちゃん!?」





とぼとぼ靴箱に向かっていると大好きな声に呼び止められた




「何で先帰ってるのよ!?」



何でってしょっくだからだよ…



「ちょっと気分が悪くてね…」


「そうなのっ!?昨日へそ出して寝たんじゃないの!?」


お腹出して寝て38度も出したのは桃ちゃんじゃないか


「大丈夫だ…「桃子!!」


また友永かよっ!

なんでいつもこいつは邪魔してくるんだ!?






「お前部活中だろっ!急に走って行くなよ!?おら行くぞ!」


と言われて桃ちゃんは引っ張られていた


「首にねぎまいて寝なよっ!!」


桃ちゃんは叫びながら行ってしまった



本当は僕は桃ちゃんを今友永から取り返したかった。だけど、今の僕にはできない…。ただ、桃ちゃんを見てるだけしかできなかった

こんな僕に少し泣けてきた
























桃ちゃん大好きだよ…













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