おっさん女子高生
「ごめんちぃちゃん!待ったよね?」
「うぅん。さっき来たよ」
嘘。
実は20分ぐらい待った
でも、桃ちゃんのためなら全然嫌じゃない僕
なんて健気なんだ
「じゃあ行こっか」
「う…「桃子!」
うんって言おうとしたら誰かが邪魔してきた
「友永くん?どしたの?」
声をかけたのは陸上部の部長の友永だった
ちなみに桃ちゃんは副部長友永は顔がよく爽やかなキャラでモテる
2人はとても仲が良く、
友永はひそかに狙っているという噂を聞いたこともある
だから僕は嫌いなんだ
「お前昨日休んだから来月のスケジュールもらってないだろ?ほらよ」
「わざわざありがとね」
僕は友永を思い切り睨みつけながら2人の会話を聞いていた
「じゃまた明日な」
「うん、じゃあね!さ、ちぃちゃん行こっ」
僕は手をふる友永をずっと睨んだまま桃ちゃんについていった