お嬢と執事
するとドアが開いた。






中からは相当なイケメンの長身の男が私に近づいてきた。






「本郷奏汰(ホンゴウ ソウタ)と申します。咲様、よろしくお願い致します。」







「は…はいっ!え?本郷?」






本郷って怜汰さんと同じ苗字だし名前も似てる…。







どういうこと?








「あのお二人って…。」







「わたくしと奏汰は実の兄弟です。わたくしも以前は執事でしたが。」








兄弟揃ってイケメンとかすごいな…。








「それではわたくしは仕事が残っていますので。何かあったら奏汰に聞いてください。」







「はい。ありがとうございます。」







そう言って怜汰さんは部屋から出て行った。
< 7 / 127 >

この作品をシェア

pagetop