XO醤
「よう、魔人さん、調子どうだい?」
「ふんっ、餓鬼が、そんなおもちゃで我をつらぬけるとでも?」
「ああ、貫けるさ、内藤の想いがこもった銃だからな…」
そう言うとシュウジはジェイドのこめかみを貫いた。
ジェイドはバタリと地面に崩れ落ちた。
そして、黒龍対白鳥、全面戦争は黒龍の勝利で幕をとじた。
それから一年後。
「こらぁー、ユウキやんちゃしないのっ」
ミキが赤ん坊をあやしている。
「おう、ユウキ、もっと困らしてやれ、じゃ、ちょっと外いってくるわ、マイハニー&サン」
「ちょっとー、たまにはユウキの面倒みてよーシュウちゃん」
そんなことも聞く耳もたず、シュウジはバイクにまたがりスラムを出た。
海岸線をはしり、みえてきたのは共同墓地。
「ここだったな」
墓碑には内藤勇気と刻まれている。シュウジは花をたむけ、線香をあげた。
「ドラ息子のわりにはやることはしっかりしてるのう」
「おっ親父」
「なあ、もう帰ってくる気はないのか?」
「ああ、悪いけど、俺あの街が好きなんだ、それに、家族もできちまったし」
「そうか…どうだこれから一杯?」
「すまねぇ、嫁と子供と外食する予定があんだ、また今度な」
「そうか、じゃまたな」
「おう 」
シュウジは再びバイクを走らせた。
「あー、腹減った、早く炒飯くいてぇー」
そして、いきつけの食堂で炒飯と餃子そして麻婆豆腐を頼み、家族団欒を満喫してシュウジはふと思う、幸せだなぁ、と。
(完)
「ふんっ、餓鬼が、そんなおもちゃで我をつらぬけるとでも?」
「ああ、貫けるさ、内藤の想いがこもった銃だからな…」
そう言うとシュウジはジェイドのこめかみを貫いた。
ジェイドはバタリと地面に崩れ落ちた。
そして、黒龍対白鳥、全面戦争は黒龍の勝利で幕をとじた。
それから一年後。
「こらぁー、ユウキやんちゃしないのっ」
ミキが赤ん坊をあやしている。
「おう、ユウキ、もっと困らしてやれ、じゃ、ちょっと外いってくるわ、マイハニー&サン」
「ちょっとー、たまにはユウキの面倒みてよーシュウちゃん」
そんなことも聞く耳もたず、シュウジはバイクにまたがりスラムを出た。
海岸線をはしり、みえてきたのは共同墓地。
「ここだったな」
墓碑には内藤勇気と刻まれている。シュウジは花をたむけ、線香をあげた。
「ドラ息子のわりにはやることはしっかりしてるのう」
「おっ親父」
「なあ、もう帰ってくる気はないのか?」
「ああ、悪いけど、俺あの街が好きなんだ、それに、家族もできちまったし」
「そうか…どうだこれから一杯?」
「すまねぇ、嫁と子供と外食する予定があんだ、また今度な」
「そうか、じゃまたな」
「おう 」
シュウジは再びバイクを走らせた。
「あー、腹減った、早く炒飯くいてぇー」
そして、いきつけの食堂で炒飯と餃子そして麻婆豆腐を頼み、家族団欒を満喫してシュウジはふと思う、幸せだなぁ、と。
(完)

