ハッピー・クルージング~海でみつけた、愛のかけら~
気が付いたら1時間ちょっと練習していた。
あと1時間でお昼の営業時間になっちゃう!
急いでお皿を洗って元の場所へ戻し、少しでも休憩しようと思った。
このままAデッキの自分の部屋へ戻ろうと、階段のドアを開けた時。
……フェレット、どうしてるかな?
ちょっと気になったので、そのままDデッキまで降りて、ペットスペースへ行ってみることにした。
ペットスペースのドアの前では、小犬の鳴き声が響いていた。
飼い主であるお客様がいらっしゃるかも知れないので、そっと声をかけて入室する。
「失礼いたします」
中にお客様がいた、と思ったら、フェレットの飼い主の男の子だった。
「おはようございます。
レッドちゃんのお世話に来られていたんですね」
声をかけてからフェレットのケージの前に立っている男の子を見て、驚いた。
顔面蒼白で、冷や汗を流していたから。