ハッピー・クルージング~海でみつけた、愛のかけら~
翌日の夜。
船は東京港に着いた。
東京港は、やはり空気が違う。
東京の排気ガスの混じった空気が、懐かしく感じられるようになった。
私の帰る場所は、今はここしかないのだから。
下船の前に、まどかと二人でパーサーへご挨拶。
「お世話になりました」
「疲れたと思うから、早く帰って休みなさい。
やればできるだろ。
この調子で次の航海も頑張れ」
「はい」
二人でお礼を言って、すぐに港を出た。
ゆりかもめに乗り、まどかと別れて、やっとアパートに着いた。