ハッピー・クルージング~海でみつけた、愛のかけら~
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静かな夕食だった。
コウさんから語りかけられる質問に対して、言葉少なに返す私。
ごめんなさい。
こんな雰囲気じゃ嫌だよね?
でも。
どうしても笑って会話できる気分じゃなかった。
今日も食器洗いはコウさんがしてくれた。
こんな時に優しくされると、自分が本当に嫌な女だと思えて、ますます悲しくなる。
お風呂上りに、コウさんから呼び止められた。
「少し、付き合って欲しいな」
赤ワインが入ったグラスを、手渡される。
喉が渇いていたのと、飲みたい気分だったので、素直に受け取って一気に飲んだ。
「裕香ちゃん、これから話すこと、よく聞いて欲しい。
……あんまりへべれけになって『覚えてない』なんて言っても、二度としゃべらないからそのつもりで」