ハッピー・クルージング~海でみつけた、愛のかけら~
気付くと隣に妙子先生がいて、小声で教えてくれた。
「航平君が『卒業』した時から、ちしま学園では、誰かとお別れする時に、この曲を歌うようになったの」
「そうだったんですか……」
「その頃、TVの主題歌として使われていた曲でね。
めったにお願い事をしない航平君が、楽譜を欲しがって。
ここの子ども達に歌わせたかったんでしょうね。
そういう内容の曲、だから」
そんな話を聞いてしまったら、ますます泣きそう。
『君を支えたい』
『希望を持って』
『未来を信じて』
コウさんが、ここの子ども達に伝えたかったこと。
この歌に託そうと考えていたんだよね……。