ハッピー・クルージング~海でみつけた、愛のかけら~
子ども達のハミングと、ピアノの余韻が消えて、私と妙子先生の拍手が重なった。
曲が終わり、照れ臭そうに私を見るコウさん。
「感想は、ここで言うなよ。
……恥ずかしすぎる」
私は黙って頷いた。
「さて、そろそろ船に戻らないとな」
「コウにいちゃん、もういっちゃうの?」
「俺がいないと、船が出られないからな。
また来るよ」
「うん、ぜったいだよ!」
「カノジョとなかよくね」
「もちろん。結婚してからもずっと仲良くする。
そうだよな?」
同意を求められて
「ええ、もちろん」
と答えた。