ハッピー・クルージング~海でみつけた、愛のかけら~

「そんなこと、聞いてません!」


やっぱり、陸に上がると別の意味で油断も隙もない!


「飯、風呂、寝るしか言わない旦那よりいいだろ?

……でも勤務明けに頑張ってくれたみたいだから、食事を先にする。

ありがとう」


軽くおでこにキスされて、微笑まれた。

嬉しくて、恥ずかしくて、直視できなくなってしまう。

コウさんの胸に顔を埋めてすりすりしてみた。

すると。


かすかに聴こえた、コウさんのお腹が鳴る音。


「お腹は素直ですよ」


「みたいだな」


二人でくすくす笑って、リビングへ。


夕食と言うにはかなり遅い時間だけれど、ワインを飲みながら会話を楽しむ。
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