ハッピー・クルージング~海でみつけた、愛のかけら~

☆☆☆☆☆☆☆

航海が終わり、私は電車で先に帰って、コウさんが到着するのを待っていた。


その間に、お掃除をしながら夕食の準備。


……とは言っても、遅い時間だから、途中のコンビニで買った間に合わせの食材ばかりだけれど。


インターホンが鳴る。


ロックを解除して、コウさんがドアを開けるのを待つ、この瞬間が好き。


「ただいま」


「お帰りなさい。

お疲れさま……」


最後まで言い終わらないうちに、引き寄せられて、腕の中に閉じ込められる。


「まずは、裕香だな」


「はい?」


何だろう?


「ご飯にする?
お風呂にする?
それとも私?
……の答えだよ」


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