ハッピー・クルージング~海でみつけた、愛のかけら~

……からかわれてた、みたい。

これじゃあ、まるで私が黒田パーサーのことを本気で好き、みたいじゃない?

これは一応、訂正しておかなくちゃ!


「あ、あのね、まどか。

実は、黒田パーサーとは、就職する前からの知り合いなんだ」


「そうだったの!?」


「うん、私の親友の旦那様と、黒田パーサーはお友達なの。

去年のクリスマスに結婚式があったんだけど、それで知り合った、というか……」


な、何て言えばいいのかな?

そうそう、これなら嘘じゃないよね。


「その時パーサーから声を掛けられて、話をしたことがあったの。

だから、ここに来てびっくりしたんだ」


「まさかナンパされた!?」


「ナンパ!? いや、違う、と思うけど……」


あれは泣いてる私を慰めてくれただけ、だよね。

< 87 / 332 >

この作品をシェア

pagetop