ハッピー・クルージング~海でみつけた、愛のかけら~
……からかわれてた、みたい。
これじゃあ、まるで私が黒田パーサーのことを本気で好き、みたいじゃない?
これは一応、訂正しておかなくちゃ!
「あ、あのね、まどか。
実は、黒田パーサーとは、就職する前からの知り合いなんだ」
「そうだったの!?」
「うん、私の親友の旦那様と、黒田パーサーはお友達なの。
去年のクリスマスに結婚式があったんだけど、それで知り合った、というか……」
な、何て言えばいいのかな?
そうそう、これなら嘘じゃないよね。
「その時パーサーから声を掛けられて、話をしたことがあったの。
だから、ここに来てびっくりしたんだ」
「まさかナンパされた!?」
「ナンパ!? いや、違う、と思うけど……」
あれは泣いてる私を慰めてくれただけ、だよね。