俺らの姫様


「やっと、言いましたね」

「うっせ」

「夾が照れてるぅ。」



「黙れ、緑。言っとくがお前にも拓斗にもわたさねぇ」


「俺も同じだよ。」


「同じく俺も。」


ってか何で緑、裏なんだ?


それほど、本気ってことか


「ってか、美緒…じゃなくて翔まだか」


「あ、あぁ。そういえば遅いな」


「僕、心配になってきた。迷子とかなってないよね!?」

あー。なってそ


後から聞いた話

俺は、5分ごとにまだか…と言っていたらしい。

しかも無意識で


恋ってこえぇ



ガラッ


「おめぇら、席つけー」

うげ…。もう授業始まるじゃんか

あいつ、マジで何処いったんだ


< 186 / 211 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop