俺らの姫様

しばらくして


「ごめん。」


「すみません。」


と翔と昨日だったか転校してきた南風の奴が入ってきた。



どゆう関係だよ。それに、南風は天然さんが迷子とか言ってるし


天然ってぜってぇ翔のこと言ってるよな 

あーもう。気になってしょうがねぇ 

 イライラするし


なんだよコレっ


それに、遅かった理由聞いたら、少しって…。


「少しってなんだよ。」


少しきれかかっていた俺の口調が美緒を怒らせることになったのか


「いい加減にして。夾には関係ないでしょ」

っと、言いかえされてしまった。


この空気に耐えられなくなった俺はさっさと屋上に逃げた


屋上で一番高いところに上ってぼんやりと空を眺めていたら、


「夾」


なんでこいつは此処に来るんだよ。

せっかく逃げたのに



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