マネキン
いっそのこと、俺も殺してくれ…そう思った。

こんな思いするなら、死んだ方がいい。


そう思ったとき、暗闇の中から何かが近づいてくる音がした。

(ザ…)

あのマネキンだった。
「愛香ちゃん…逃げて!!!」

愛香ちゃんに向かって叫んだ。
殺されるのは、俺だけでいい。
すべて俺がいけないんだ。
押し入れを開けたばかりに…
みんなを巻き込んだ。

でも、愛香ちゃんは首を振った。
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