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「せーんせっ!」

「おっと…!」

狭い通路をすれ違いざまに腕を引っ張られバランスを崩すも何とか持ちこたえ見上げた先にいたのは…


「もーなんで連絡くんねーの!」

ちょっとぽっぺを膨らませてる荒木君。
それにしても身長大きいな…。
多分20センチくらい差あるよね…。

じゃなくて!!!!!!!

「あ、当たり前でしょ!生徒に個人的に連絡なんて…」

「あっ見てせんせ!」

「え、なに?」

ちょっと目を離したすきに

「もーらいっ♪」

「あっちょっと、荒木君!返しなさい!」


手に持っていたあたしのケータイを奪い取り何やら操作しだした。

「…OKー!俺の番号も入れたし、番号も貰っといたからね~!じゃあとで
ー!」


「なんなのよ…もう…」


「鈴原先生。生徒と仲がいいのはよろしいですが、あまり深入りしないように」


「げっ…中村先生…。すいません…」


中村先生は50才くらいのおばさんの先生でまぁ良くいる怖いおばさんみたいな人ですよ。
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